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よく「恋愛にルールはない」と言いますよね。
でも、自由な恋愛にもひとつだけ心に留めておきたいことがあります。

それは、既婚者との恋です。
不倫は自分たちだけでなく、相手の家族を巻き込む行為です。

 

伴侶との関係が破たんしており、離婚を経て結婚するケースもありますが、そうではない場合は幸せになれないケースがほとんど。

 

もし「不倫はいけないことだ」と知っていながら、略奪を考えている女性がいるなら――この機会に自分の気持ちを落ち着かせて、いま一度不倫についてよく考えてみてください。

 

不倫は立派な不法行為である

 

不倫というと、映画やドラマの影響で、大人の恋のイメージがある女性も多いかもしれません。
でも、不倫は憧れでするものではありませんよね。
不倫は立派な不法行為だからです。

 

伴侶から慰謝料請求されてもおかしくない行為であり、数百万の支払いを命じられるケースもあります。
「不倫はいけないことだ」と知っていながら、相手と関係をもってしまうのは、もしかしたらこの意識が甘いからかもしれません。

 

よく「不倫をされる側にも問題がある」と言いますが、いざ慰謝料請求され、裁判になると、圧倒的に問題になるのは「不倫をした側」です。

伴侶側の問題があるとすれば、ふたりの関係がすでに破たんしているときでしょうか。

 

不倫では伴侶と別れない男性が圧倒的に多い

 

不倫はお互いにダメージを負い、幸せになることが難しい恋です。
実際、多くの男性が「(妻とは)離婚する」と言いながら、「離婚しない」のが現状だと聞きます。

 

つまり、遊びで付き合っている男性がほとんどであり、伴侶である妻のことはもちろん、あなたのことも大切には考えていないのです。
その事実がわかってもなお、男性と関係を続ける女性はいないでしょう。

 

もし、あなたが少しでも「不倫はいけないことだ」と感じているなら、彼が伴侶と別れてくれるのを期待するのではなく、自分から「別れ」を切り出せる女性になりましょう。

 

不倫をしてしまった理由を考える

 

相手とズルズルと関係をもってしまい、なかなか別れられないのには、ある理由が考えられます。
それは「自分に自信がないこと」です。

自分に自信がない理由は、人それぞれですよね。

たとえば、仕事やプライベートがうまくいっておらず、彼につい甘えてしまうとか。
満たされない気持ちがあり、男性に寂しさを埋めてもらっているとか。

 

これらに思い当たる節があれば、それは彼に解決してもらうのではなく、自分で解決すべきことだと、考え直しましょう。
でないと、いつまでも彼に依存してしまいます。

仕事でキャリアアップを図るもよし、収入アップを見込むもよし、趣味を作って交流関係を広げるもよし――

 

彼との関係をちょっと脇へ置いて、自分がきちんと自立できているか、自分の力で幸せを感じられるかどうか、落ち着いて考えてみてください。

 

略奪する不倫で本当に幸せになれる……?

 

略奪する不倫は、不幸になると考えましょう。
幸せになる形があるとすれば、相手が伴侶との関係を完全にリセットし、新たな人と一からスタートしようと決意したときです。

 

なにより、自分が幸せになることを考えましょう。
幸せは相手に作ってもらうのではありません。自分で、そしてふたりで作っていくものです。

 

それが略奪する不倫でかなうのか、ぜひ冷静になって考えてみてくださいね。
その答えを一番よく知っているのは、本人であるあなたでしょうから――

 

(柚木深つばさ/ライター)

 

photo by Angelo González

 

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