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11月15日はさそり座の新月です。秋から冬に季節が移り変わる中、月はどんなメッセージを送ってくるのでしょうか?
詳しく見ていきます。
 

 

8ハウスで起こる新月

 

15日の新月は8ハウスで起こるのですが、ここはさそり座のナチュラルハウス。本来あるべき場所にキッチリ収まって新月が起こります。
 
「引き継ぐ・受け取る・財」をあらわす8ハウスでの新月は、直接に自分から何かをつかみ取るイメージはありません。むしろ、自分の意志とは関係ないところから新しい展開が生まれ出る・間接的に何かを受け取る感じです。
 

木星と海王星のエネルギーが流れ込む新月

 

ただ、今回の新月には木星と海王星が調和的な角度を取っています。
木星は仕事をあらわす10ハウスと人間関係をあらわす11ハウスの境界線に、海王星は潜在意識をあらわす12ハウスに位置するのですが、これは「仕事や人間関係に目を向け、潜在意識が刺激されるところでアクションを起こすと良い流れを受け止める」という意味。
 
損得勘定を働かせて上司や取引先にゴマをするのではなく、何となくでも「この人とは仲良くした方がいい気がする」「この企画いいな」と思える人・仕事に注目するといいでしょう。
明確な根拠はなくて構いません。直感を大切にしてください。
 
たまたま知り合った人をツテにヘッドハンティングされたり、好奇心がくすぐられた業務を担当することで隠れた才能を見つけたりするかもしれません。
 

規格外の幸運の始まり……!?

 

今回の新月の2日前、11月13日に木星と冥王星がコンジャンクションします(ぴったり重なり合うこと)。
「幸運・拡大・発展」をあらわす木星と、「大きな変化・ゼロから作り直す・影響力大」の冥王星が重なるということは、規格外の幸せの兆し。スピーディーな変化ではないものの、この11月から新しい光が見え始めます。
 
……そもそも、木星と冥王星のコンジャンクションは約12年に一度しか起こらない珍しい出来事なんですが、2020年はどちらも同じやぎ座に滞在しているため3度も重なり合いました。11月13日がその3度目。
 
しかも、冥王星はさそり座の守護星で、15日には新月と互いに影響し合う角度を取り合います。今後の人生を花開かせる種まきをするには良いタイミングでしょう。
 

第二の守護星・火星が順行に

 

新月が起こる1日前の14日、火星が順行に戻ります。
火星はさそり座の第二の守護星で、逆行から順行に戻ることで抑えられていたエネルギーがグンと高まります。
 
「積極性・勝気・自主性」をあらわす火星が元気になれば、さそり座新月がもたらす影響もより強くなるでしょう。この11月は頭の中で考えるだけでなく、自分から行動を起こすことが大事です。
 

積極的に種まきをしておく

 

蠍座新月が起こる8ハウスは、正直なところ意味がとらえにくい場所です。直接的な作用がないため、狙ったモノを手に入れるような感覚はありません。
新月に合わせて「仕事」「人間関係」でアクションを起こすとしても、めぐりめぐって何を受け取るかはその人次第。大事なのは種まきをしておくことで、できるだけ多くの芽が出るようにきっかけ作りをするといいでしょう。
 
直前に木星と冥王星のコンジャンクションが起こるのもあり、現状を変えたい人やステップアップしたい人は、今までにとらわれず、直感を信じて動くことが大切。また、今回の新月では手早く利益を手に入れるより、少し長いスパンで仕事やお金を捉えた方が良さそうです。
 
恋愛については、さそり座の第二の守護星である火星が、「パートナーシップ」をあらわす7ハウスで金星と向き合うので、何か動きがあるかもしれません。
 
11月15日のさそり座新月では、未来の自分のために幅広く種まきをしておくといいでしょう。
 
(沙木貴咲/占い師)
 
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