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ホワイトカラー・ブルーカラーという言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

では、ピンクカラーはどうでしょうか?

ピンクカラーとは、社会評論家のルイーズ・カップ・ハウによって造られた言葉で、
「女性の仕事とみなされがちな職業全般」を指します。

今回は、ピンクカラーとはなにか、ピンクカラーを仕事に選ぶとどうなるのか、について解説していきます。

ピンクカラーとは?


堀越英美さん著『女の子は本当にピンクが好きなのか』(Pヴァイン)によると、ピンクカラーとは、以下のような職業を指します。

・サービス系…花屋・パン屋などの小売店の店員・ウェイトレス・CA・バスガイドなど
・ケアワーク系…看護師・介護士・保育士・幼稚園教諭など
・美容系…美容師・ネイリスト・メイクアップアーティスト・スタイリスト・アパレル販売員など
・アシスタント系…一般事務・受付・秘書・歯科衛生士など
・語学系…通訳・翻訳・英会話の講師・英文経理など
・人文系…図書館の司書・心理職・編集者・校正など

ピンクカラーの問題点。はじめるのは簡単でも、重労働・低賃金の傾向が


堀越英美さんは、著作の中で、ピンクカラーは、

①事務職などアシスタント系の、比較的簡単にはじめることができ、たくさんの人がやりたがるため、必然的に賃金が低くなる仕事
②映画・音楽・ファッション・出版・マスコミ系などの、賃金がトーナメント形式で決まり、高い給料を得られるのはトーナメントを勝ち抜いたトップクラスの人だけだという仕事

のふたつに分けられると分析しています。

ピンクカラーの仕事は
「女性らしい仕事」
「女性に向いている仕事」
「女性でも男性と同じように活躍できる仕事」
といったイメージがありますが、実際には、重労働・低賃金に陥りがちだという問題があるのです。

ピンクカラーの仕事はお金も恋も遠ざける?


保育士や介護士の賃金が安いことや、事務系の派遣社員の賃金が安くキャリアアップも見込めないことは多くの人が知るところです。

かつては、低賃金で働く女性もフルタイムで働く男性と結婚することで、普通の生活をすることができていました。
ですが、現代ではそうとも言い切れなくなってきています。

たとえば、商社マンは派遣や事務職の女性と結婚することが普通でしたが、
現代では同じ総合職の女性や、自分と同じ程度に稼げる女性を選ぶことが増えてきました。
稼げない女性は、稼げない男性から敬遠される可能性もでてきたのです。

また、低賃金・重労働の仕事に従事することで、単純に出会う人も低賃金だったり、出会いの場所に出向く経済的・時間的な余裕がなかったりして、恋愛自体が難しくなるというケースもあります。

さいごに


今回は、女性の仕事と思われがちなピンクカラーを仕事として選ぶ弊害について解説してきました。

もちろん、ピンクカラーに分類される仕事を選んでしっかり収入を得ている人や、恋も仕事も充実している人は大勢います。
ですが、なんとなくのイメージで仕事を選び、仕事で行き詰まりを感じたり、貧困に陥ってしまったりするケースが多いのも事実です。

就職や転職を考える場合は、
「始めるのが簡単だから」「友達もそうしているから」「女性が多いから」
などの理由だけではなく、しっかりと賃金や職場環境について見極め、長期的に考えて最善な道を選ぶ必要があるでしょう。

(今来 今/ライター)



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