かつて、友人の一人(以下、美咲)にこんな相談をされたことがあります。

 

美咲「自分のことは好き。でも相手から好かれている自信がないんだ。

ねぇ、こういう時って、『恋人から好かれているかどうか』って気にすべきことなのかな?」

僕が、「自分を好きでいる自分を好きになってもらうべきなんじゃないの?」と答えると、彼女はこう返しました。

美咲「でもさ、それって私のわがままじゃない?彼が私のこと好きになれないなら、付き合っている意味ある?

恋人として付き合っていくなら、もっと彼が好きになるような人になる努力はしなくていいのかな?」

僕「・・・つまり?」

美咲「つまりさ、自分を好きでいることを重要視するか、彼に好かれていることを重要視するかで悩んでるってこと」

僕「彼に好かれることは、自分を好きでいることと相反するの?」

美咲「そこなんだよね。彼の好きな“女の子”像が、どうも性に合わない気がしていて。でも別に別れたいとかじゃないんだよ。ただ、理想を叶えてあげられてないなって思うんだ」

僕「あぁ、なるほどね。それはね、どっちも重要視すればいいんだよ」

美咲「へ?どういうこと?」

 

自分らしくないことは「実はやってみたいこと」

 

僕「彼の求める“女の子”像が、具体的にどんなことを指しているのかはわからないけど、美咲はその“女の子”像があんまり好きじゃないんでしょ?」

美咲「好きじゃないっていうか、得意じゃない?私ほら、あんまり感情が表に出ないタイプだから。彼からするとデートしてても『楽しんでもらえている実感がわかない』らしくて。

かと言って私も『キャー楽しい!』『ありがと〜!♡』みたいなことを言うタイプでもないじゃん?なんか子どもっぽいっていうか」

俺「そうだね。そういう子苦手そうだもんね。でもさ、なんで苦手なんだろうね?」

美咲「なんで?・・・う〜ん、なんでだろう?」

 

「自分らしくないこと」は実は「そうなりたかったこと」

 

俺「心理学にシャドウ(自己投影)って考え方があってさ、自分が嫌悪感を抱いたり苦手意識を持つ性格の人って、『本当は自分がそうなりたかった、でもそうなれなかった』人であることが多いんだよね」

美咲「どういうこと?」

僕「美咲はもしかしたら昔どこかのタイミングで、“奔放な自分、感情を思いっきり表現する自分”を押し殺した瞬間があるかもしれないってこと」

美咲「それ・・・心当たりあるかも。お姉ちゃんに言われたんだけど、わたしちっちゃいときは、いまと真逆の性格でむしろ自由奔放だったらしい。

でもあるときからすごく大人しくなったって。

うちは父親が厳格だから、『そういうのははしたないからやめなさい』って言われたのは覚えてるんだよね。」

僕「それが原因かもね。美咲は“本当は奔放であった”はずなのに、それに“はしたない”っていうイメージがついちゃったから、そういう人をみると苦手意識が出るし、自分がそうなっていいはずがないと思っちゃってるんじゃないかな」

美咲「・・・いや、それはマジで、目から鱗だわ。そうかもしれない」

 

「彼が好きそうな自分」にチャレンジしてみよう

 

僕「そこで、美咲に提案。彼の求める“女の子”一回やって見たら?」

美咲「いやいや、無理無理!恥ずかしくて絶対無理!」

僕「女優になったと思ってさ。最初はそんなに無理しなくていいから、語尾に『〜だね♪』『〜かな♡』みたいな感じで、音符とハートマークくっつける感じで」

美咲「まぁ、それならなんとか…」

僕「もしこれで、自分が苦手意識を持っている“自由奔放で感情表現豊かな”自分を好きになれたら、自分が好きな自分も、彼が好きな自分も、どっちも両立できると思わない?」

美咲「理屈はわかるけど…」

僕「殻を破ってみなよ。新しい自分が発見できるかもよ?

『もっと彼が好きになるような人になる努力』をしなきゃなって思うんでしょ?

別れるつもりがないなら、それくらいの努力はしてもいいんじゃない?」

美咲「確かにね…うん、わかった。やってみる」

 

自分が好きな自分も相手が好きな自分も、どっちも大切な自分にできる

 

数ヶ月後

 

美咲「わたし、やってみた」

僕「おぉ!どうだった!」

美咲「なんか、悔しいけど、楽しかった」

僕「ねぇ〜、そんなもんなんだよ。自分の可能性に蓋をするのはいつだって自分なんだよ」

美咲「もうさ、こっちが明らかに嬉しそうな反応すると、向こうも明らかに嬉しそうなんだよ。それがまた嬉しくて」

僕「新しい美咲の登場だね」

美咲「彼の好きそうな自分は、自分とかけ離れた自分だと思って敬遠してたけど、いざやってみると、そっちの自分も好きだなって思えたよ」

僕「そうだね。自分が好きな自分も、相手が好きな自分も、どっちも大切な自分にできるんだよね」

美咲「どっちもわたしらしさなんだなって思った」

僕「お、いいこと言うね」

 

(川口美樹 /ライター)

 

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