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君と一緒にいると癒やされるよ――そんなふうに彼から言われると、彼女冥利に尽きるというもの。
しかし、尽くしてしまう女性にとっては、これが大きな落とし穴。

 

彼に尽くし過ぎたことで、不満や疲れがたまり、関係悪化につながってしまうことも……初めは彼に喜んでもらいたかっただけなのに、不思議ですね。
そんな事態を避け、彼と最高のパートナーシップを築くために心得るべきことをお伝えします。

 

尽くしたくなる女性がハマってしまうワナ

 

彼のために起こした行動で、彼が喜んでくれたら。
「よーし、もっともっと彼のことを癒やしてあげるぞ!」
と気合いが入り、今よりもさらに尽くしてあげたくなるでしょう。

 

しかし、彼に尽くしてばかりいると、あるときこんなふうに思うときがくるはず。

 

「どうして私ばっかり! 私はこんなに尽くしているのに、彼はちっとも愛を返してくれない」

 

実は、かつての私がそうでした。
最初は彼が喜んでくれる姿を見るのがうれしくて、ときには無理して相手に尽くしていたんです。
尽くして、尽くして、尽くし続けて――でも、心の奥底で期待していた見返りは、結局返ってきませんでした。
その不満がたまって口ゲンカをしてしまったのがキッカケとなり、余計に彼が愛情表現してくれなくなり、結局二人の心の距離は離れていってしまったんです。

 

まさに負のスパイラルでした。

 

相手を幸せにしたいという思いが、いつからか自分を苦しめるようになってしまうことは、恋愛においてよくあること。
さっそく、彼に尽くし過ぎてつらくなる前に知っておいてほしい、パートナーシップの2つの心得についてお話します。

 

自分も癒やされていい――甘えることはパートナーシップの潤滑油

 

彼があなたといて癒やされるように、自分も相手に癒やされていいということを忘れないでください。
疲れた日は、彼の前で無理して笑顔でいる必要なんてありません。
「今日は疲れちゃった、癒やしてー」
と言って、彼に甘えてぎゅっと抱きしめてもらいましょう。
弱音を吐いてもいいんです。

 

男性のエネルギーは、女性を幸せにしてあげることでよりパワーアップしていきます。
頼られたり甘えられたりする自分――つまり、彼女を癒やし、幸せにしているのは自分であると彼が感じられると、彼はより魅力的な男性になっていくんです。

 

いわゆる“あげまん”と呼ばれる女性は、このエネルギーの使い方がとても上手。
上手に、男性に甘えたり頼ったりして、
「あなたは私を幸せにする力を当然もっているよ」
という彼への信頼感を、言葉や行動を通じて日常的に伝えているからです。

 

女性が男性に甘えるのは、パートナーシップのエネルギーを循環させるためにとても大切なこと。
ですから、女性が彼のために頑張るよりも、彼を信頼し、頼りにし、それを素直に伝えていくほうが、心地よいパートナーシップを保てるんです。
女こそ、尽くす前に尽くされろ――ぜひ、このフレーズを覚えておいてください。

 

相手にしてほしいことは自分でする

 

彼のためを思って――そういう理由で行動していることは、実は自分が彼にしてほしいと望んでいることではないでしょうか。
でも、その希望通りに見返りがないからフラストレーションがたまるんですよね。

 

それでは、自分がかわいそう。
自分がやってほしいと思うことは彼にするのではなく、自分自身にしてみてください。

 

たとえば、自分は彼に「好き」と頻繁に伝えるのに、彼があまり言ってくれない……そういうときは、自分で自分に「〇〇ちゃん大好きだよ」と言ってあげるといいんです。

「〇〇なところがかわいいよ」と褒めてもいいですし、
「いつも頑張っているね」など励ましの言葉をかけるのもいいでしょう。
すると、自分の潜在意識にその言葉が届き、彼に好きだと言われたときと同じように心の深い部分が満たされていきます。

 

あるいは、どこかへ旅行したいのになかなか彼の予定が合わないなどで不満がたまるのでしたら、彼と一緒に出かけることにこだわらずに、お友達や家族と旅行の計画を立ててみてください。
彼が〇〇してくれない……そんな不満をためながら過ごすのは、時間がもったいないのです。
人生一度きり。
自分の人生をコントロールできるのは、自分自身だけです。
彼に期待しすぎて苦しくなったら、待つのはやめて、自分のためにみずからの力を尽くしましょう。

 

そうして自分が幸せそうに過ごすことが、ひいては彼の幸福度を高め、パートナーシップのエネルギーを循環させます。
彼と心地よい関係性を作るために、自分の願いを自分でかなえることは、とても大切なことなんですよ。

 

まとめ

 

彼に尽くし過ぎてしまいそうになったときは、
1. 自分も尽くされていい

2. 相手に尽くす前に自分に尽くしてあげる
この2つのことを思い出して、幸せなパートナーシップを保っていってくださいね。

 

あなたと彼が、いつまでも仲よく幸せな関係が続いていきますことに心からの感謝と祈りを込めて。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

(富川めぐみ/ライター)

 

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