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こんにちは、婚活FP山本です。

 

今どきは『共働きが普通』なんて言われますが、やっぱり女性としては専業主婦に憧れることもありますよね。
ただ、そうなるためには夫にいくらの年収が必要でしょうか?

 

今回は、専業主婦になる場合の夫に必要な年収をお伝えします。

 

あなたの人生に、お役立てください。

 

年収ではなく生活水準と貯金額で考えよう

 

まずは結論から。
年収額で専業主婦になれるかどうかが分かれば簡単なのですが、残念ながら、それは目安にすらなりません……

 

なぜなら、家庭ごとに生活水準も、子どもの数も将来の展望も、全然違うからです。

 

子どもの数が1人違うだけで、トータルで約1500万円違ってきますし、月の生活費が3万円違うだけで、2000万円を超える差が出てきます。
(今30歳だとして、90歳まで生きると仮定した場合)

 

こんな風に、家計はちょっと違うだけで最終的に大幅に違ってくるんです。

 

ちなみに、専業主婦になった直後、あるいは当面の生活が大丈夫かどうかなら、家計簿さえつけていれば分かるはずです。

 

ですが、一生涯という期間で考えると、たとえ夫の年収が1000万円であっても油断はできません。
実際に私の相談者の中には、夫の年収1500万円でもダメだった方がいました。

 

なお、統計的な観点でいえば『60歳時に5000万円貯まりそうかどうか』がひとまずの目安になります。

 

あなたが専業主婦になっても、教育費や住宅ローンをまかないつつ5000万円貯まりそうな計算が成り立つなら、夫婦で話し合ったうえで専業主婦になりましょう。

 

年収だけで考えるなら2000万円以上!?

 

ちなみに、とくに裏付けがあるわけではありませんが、私の経験と感覚が確かなら、夫の年収が2000万円を超えていれば、年収だけで専業主婦になっても大丈夫と考えていいかもしれません。

 

というのも、普通の感覚で散財できる上限が『年収1500万円』といわれていて、それを超えると自然とお金が余って十分な貯金ができるんです。

 

ただ、年収2000万円を超える男性は、男性全体のわずか0.7%だそうです……

 

ところで、妻が専業主婦になるということは、将来の年金額も下がることも意味します。

そして、現代はずいぶんと長寿化がすすみ、人は90歳くらいまでは平気で生き、100歳を超えることもめずらしくなくなりました。

 

さらに、近頃では夫が突然リストラにあったり、会社自体が倒産したりすることも増えました。
夫がうつ病などになって退職する場合もあります。

 

そんな危険性をいろいろ考えると、やはり専業主婦はかなりリスキーな選択といえるかもしれません。

 

老いてからは満足に働けず、後悔するご夫婦を紹介

 

私の相談者に、ともに50代後半の神田さん(仮名)夫婦がいました。

 

旦那さんは年収約600万円の中堅企業勤務、奥さんはずっと専業主婦でした。
相談内容は、よくある『老後が大丈夫かどうか』です。

 

ただ相談当初は、どちらかといえば『大丈夫とは思うが念のため』といった感じ。

 

しかし、ご夫婦の状況はかなり危険なものでした。
定年まであとわずかなのに、貯金は500万円にも満たず、退職金もせいぜい300万円、一応65歳まで働けるものの、60歳以降は年収が半減するとのこと。

 

こういう状況になった理由は、『住宅ローンと教育費で貯金できなかった』です。
神田さんご夫婦がレアケースなのではなく、これはよくある展開だといえます。

 

私はひとまず、今の世帯年収と60歳・65歳以降の世帯年収を比較して説明し、さらに後日、一覧表にして『このままだと70代前半で貯金が尽きる』点を説明しました。

 

ご夫婦は、『専業主婦が老後の年金に影響する』点を知らず、これが老後の不安を大きくさせる悪材料になっていたのです。

 

その後、奥さんは将来に不安を覚えて、パートに出るようになられました。
とはいえ、OLをしていた頃から30年近く経っていたため、「思うように稼げない」ともらしてらっしゃいました。

 

まだ20~30代だと、60代の自分なんて想像できないかもしれません。
しかし、実際に年を重ねてから「ヤバい」と気づいてライフプランを見直すのでは遅いのです。
できるだけ年齢が若いうちからライフプランニングすることをおすすめします。

 

まとめ

 

専業主婦になっても大丈夫かどうかは、残念ながら夫の年収では測れず、また強引に測るなら2000万円以上が必要といえます。

ただ、現代のさまざまなリスクを考えると、やはり専業主婦になることは難しいかもしれません。

 

どうしてもという場合は、事前にファイナンシャルプランナーに相談してからにしても遅くはないでしょう。

 

(婚活FP山本/ライター)

 

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