
こんにちは。沙木貴咲です。男女で結婚に求めるものは違うし、リアルな本音は口に出さないことが多いです。だって、本当は高年収の夫がいいと思っても、彼氏には面と向かってなかなか言えないですよね。男性にも、ドン引き必至のワガママな本音があるんですが、知ったら女性は誰もが呆れるかもしれません。
「妻ってお母さんみたいなモンでしょ?」
男性は妻に、母親のような世話をしてくれることを求めています。
たとえば、夜遅く帰ってもおいしい料理を作り、部屋の隅々までキレイに掃除をして、裏返しに脱いだ服も文句を言わずに元通りにして洗濯してくれる。
朝は起きるまで何度も声をかけて朝ごはんを出し、土日に昼まで寝ていても「疲れているから仕方ない」と放っておく。
ダラダラすると多少はお説教するものの、基本的には愛があり、一方的な否定はしない。
……という具合に。
こまごまと身の回りの世話をしてくれて、自分の存在を丸ごと受け止めてくれる妻が理想的だと思っているでしょう。
ちなみに、これは自分が妻に求めることで、妻から似たような要求をされるのは勘弁してほしいと考えます。
本音は「家事育児はしたくない」
今どきは夫婦共働きが当たり前で、家事も分担する家庭が多いでしょうが、男性の本音は「やりたくない」。
一人暮らしなら、部屋が汚くても、食事が適当でも構わないかもしれません。実家暮らしをしていた男性は特に、家事は母親の仕事と思っているので、「どうして俺がやらなくちゃいけないんだ?」と疑問に感じるはず。
でも、結婚すればそうはいきませんし、育児に関しては適当にできるものではないでしょう。子どもを作った責任を半分負っているわけですから、面倒を見るのは当然。
最近ではワンオペ育児という、妻ばかりに負担させる夫を非難する単語も出てきています。
周囲から文句を言われないために家事も育児もするけれど、本音はやっぱり「面倒なことはやりたくない」なのです。
妻には「ずっと魅力を失わずにいてほしい」
「出産後に太って別人のようになった。体型だけでなく、態度もデカくなって魅力ゼロ」
(41歳男性/コンサルタント/離婚済)
「ママ友とマウンティングし合う妻にドン引きした。ネタは、ダンナのスペックがいかに高いか。俺はポケモンか?」
(40歳男性/エンジニア/不倫中)
筆者の身近な既婚男性には、結婚後に妻が変わって愛せなくなったという人が少なくありません。
恋愛感情は3~5年で薄れるといいますから、その後は無条件に「好き」と思わなくなるわけです。
しかも、女性は30代で外見や意識がだいぶ変化します。見た目も中身もふてぶてしくオバサン化してしまう人と、若さと慎ましさを保てる人とでは、かなり差が出てくるでしょう。
男性は、いくつになっても体型がそれほど崩れることなく、オシャレに気を遣う、キレイな妻でいてほしいと願うのです。
そしてこれも、男性が一方的に妻に求めることで、同様の内容を妻から求められると困ってしまうようです。
理想はあくまで理想
男性のセキララな本音を総括すると、理想の妻とは、『女性らしい魅力をいつまでも失わない、お母さんのような存在』。
……女性からすれば、「何言ってんの?」とあきれるばかりですが、だからこそ男性は、リアルな本音を口に出しては言わないのでしょう。
実現不可能だとわかっていても、願わずにはいられない。叶わぬ理想を夢見ているのです。
そして、そんな理想を叶えてくれそうな女性は、必然的に結婚相手として選ばれやすくなります。
・面倒見がいい
・愚痴や文句が少ない
・美容と健康を気遣っている
・大らかで包容力がある
高年収の男性ほど理想を主張する
性別に関係なく、自分のことを棚に上げて強気な主張はできないものです。ワガママな理想の妻像をアピールする男性には、高年収の人が多いかもしれません。
女性は結婚に経済的安心を求めがちになるため、そこに応えられるスペックを持った男性が、「じゃあ、ボクも言いたいことを言いますけど……」と主張するのでしょう。
結婚は基本的に愛ありきで成立しますが、実際のところは、それほどピュアなものじゃないはず。
結婚とは生活そのものですから、男女のリアルな欲が満たされないと、やっぱり長くは続かないのです。
男性のセキララな本音を知った上で、婚活で何をアピールするのか、夫候補にどんな条件をあげるのかを再検討すると良いかもしれません。
(沙木貴咲/占い師)
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