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毒親、親ガチャ失敗、機能不全家族、AC(アダルトチルドレン)。

 

近年、よく目にするワードです。

 

いわゆる「子供の幸せを目指した家庭環境」とは真逆の家庭環境。

 

その影響で大人になってからも社会に馴染めない、精神疾患に悩まされるなど生きづらいACは多いのです。

 

とはいえ、現代家庭の8割が機能不全家族の要素があるとも言われています。

 

機能不全家族育ちのACであり、母子家庭として子供を育てている私が経験を元に「子供の幸せを目指した家庭環境の作り方」について、考察してみました。

 

 

親が幸せ

 

親、特に母親が幸せだと子供にも伝染し、幸福感の高い子供になるという研究結果があります。
 
両親そろっていれば、子育ての大変な面をお互いにフォローし合って、親がごきげんな状態を保つ努力も大切です。
 
絶対に夫婦喧嘩は子供前では控えましょう。
 
お互いの悪口を子供にもらすことも絶対に禁句です。
 
子供は無条件で親を愛していますので、片方の親がもう片方の親の悪口を言えば、子供は混乱します。
 
また、親の幸せといっても、独身時代の幸せとは違う気もしました。
 
親にとって子供の笑顔があってこその幸せです。
 

子供をコントロールしない

 

親は躾(しつけ)の延長線で、ついつい子供をコントロールしてしまいがちです。
 
私の場合は、スカートを履いていたいのにジーンズを履くように言われていました。
 
そのような極端な場合を除いては、躾とコントロールの境界線が分かりにくいのも事実。
 
例えば、子供が帰りたくないと駄々をこねた時。
 
何故、帰らなくてはいけないのか、きちんと説明をして子供を納得させれば、一方的コントロールにはなりません。
 
しかし、なかなか納得してくれないことも多いので大変です。
 

感情的に起こるのではなく冷静に叱る

 

育児の永遠の課題なのかと思います。
 
怒るのではなく、叱る。
 
親も人間なので、心に余裕が持てない時もあれば、ストレスがたまっている時もあるのが当然です。
 
そんな時に、つい堪忍袋の尾が切れて感情的に子供に怒る、もしくは当たってしまうこともあります。
 
我が家では、感情的に怒ってしまった後、冷静になった時に子供を抱き締めて、全て説明をするようにしています。
 

機能不全家族育ちのアダルトチルドレンが親になったら

 

私も、いわゆる毒親、機能不全家族で育ったアダルトチルドレン。
 
子供ができるかなり前から、そのことに気が付き、癒しのワークや治療、学び、改善に取り組んでいました。
 
歳の離れた腹違いの妹の面倒をよく見ていたので、子供と過ごすことは得意な方だという自信もありました。
 
しかし、実際に自分が親になってみたら、まぁ大変。
 
妹や他の人の家の子供をベビーシッターするのと、自分の子供を育てることは全く異なりました。
 
自分の子供を実際に育てる過程で、自分自身の幼い頃の親とのトラウマが、潜在意識からフラッシュバックしてくるのです。
 
妊娠前に克服したと思っていたACの生きづらさも、ぶり返してしまいました。
 
子育ての大変さは、子供のお世話をする体力的なものに加え、親としての精神的な負担もかなり大きいでしょう。
 

とにかく子供と遊ぶ

 

まともや親の見本像を知らないAC。
 
理想の親像について、心理学や子育て本などを参考に勉強していても、毒親へのトラウマが完全に解消されていない限り、理想の親になるのには、かなり四苦八苦します。
 
哀しいことに毒親に育てられたACは、毒親になる可能性が非常に高いと言われています。
 
なので、理想の親らしくなれないと悩んでしまうなら、いっそのこと、「自分も子供になって子供も沢山遊ぶ」といった方法にシフトした方が気が楽でしょう。
 
そして、特に子供が幼い頃は、親と沢山遊ぶことで、知能や情緒の成長が促されるといいます。
 

親は子供の安全基地

 

子供にとって絶対的に安全安心、信頼できる精神的な安全基地が親。
 
安全基地が安らげる場所であるから、外の社会に出て伸び伸びと活動し、成長してゆくのが子供。
 
虐待などを受けてきた子供には、大人になっても心の安全基地の感覚が分からないので、他のモノや人へ依存敵になる傾向があります。
 
親が子供の安全基地となるには、無条件の愛が必要です。
 

子供の愛し方

 

親になれば自然と当たり前に子供を愛せるものだと思っていました。
 
しかし、ACが親になった場合、そんな当たり前の愛し方が分からなく混乱してしまう場合があります。
 
実は、子供の愛し方のひとつとして、シンプルな方法があります。
 
特になんでもない時に、
 
「大好きな〇〇ちゃん、くん」と、抱きしめてあげることだといいます。
 

さいごに

 

数十年前は良いとされていた育児方法が、現代社会では悪いとされているものすらあります。
 
それほど、育児、教育、家庭の在り方に関する情報は、時代と共に変化していますし、国や民族によっても異なります。
 
子育てに正解はありません。
 
子供の感じる幸せも、子供1人、1人違います。
 
やはり、平和に生きる基本「思いやりの気持ち」
 
これが子供と親の関係にも必要不可欠でしょう。
 
(キタミカ/ライター)
 
参考サイト:機能不全家族は8割という根拠は何か?/Ante Note(https://antenote.com/dysfunctional-family-80/
 
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