「LINEの返信がない」「電話しても折り返しがない」「数時間の既読スルー」……
彼氏とのやり取りで、こんな悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか?
女性は好きな人の愛を確認する手段として、LINE(メール)や電話を利用することが多いといえます。いつも直接的な愛を伝えるわけではありません。日常の出来事を共有し、彼のリアクションを求める――というやり方で恋人との精神的つながりを確認するのです。
でも、こちらからの発信に彼氏がなにもリアクションしなくなったら……。
「嫌われた?」「気持ちが冷めた?」と不安になってしまいますよね。そういうときはどう不安を解消すればいいのか、ご紹介します。
男性にとって“連絡する”とは?
一般的に男性は、恋愛において精神的なつながりよりも、肉体的なつながりを重視しがち。
女性に比べてボキャブラリーや表現力に長けていない人が多く、そういう人はコミュニケーションを苦手で面倒と感じてしまうのです。
また、好きな女性を彼女にするまでは、せっせとLINEしたり、電話を欠かさなかったりするものの、いったん交際が決まればなにもしなくなる……という“釣った魚にエサをやらない”タイプの男性も、少なくありません。
これは日本人特有かと思いきや、意外と万国共通のよう。
イタリア人やアメリカ人男性が恋人でも、「かまってくれない」「連絡をくれない」なんてお悩みは尽きないもので、男性と女性の連絡ツールに対する気持ちの違いを痛感します。
男性は“安心”しているだけ
前項でも述べましたが、女性を振り向かせるまでは必死に頑張るタイプの男性は、付き合うまではLINEも電話もメールも駆使して、好きな女性を喜ばせたり楽しませたりします。
ところが、恋人同士になるとすっかり安心してしまい、女性からすれば不誠実にも見える態度を取るのです。
男性のほうに彼女をぞんざいに扱うつもりがなくても、女性からはそう見えてしまうんですね。
「彼が猛アタックしてくれたから付き合ったのに」
「付き合い始めのときは毎日何度も連絡くれたのに」
……女性がそう嘆くのも無理はありません。
「彼女は俺に惚れ切っている」と安心すると、男性のなかには「彼女は俺のもの=俺の言うことを聞く」という勘違いする人も出てくるようです。
そうした男性は、好きな女性が彼女になったとたん気を使わなくなるし、面倒なことをしてまで喜ばせようとは考えなくなるのです。
男性のほとんどは、LINEや電話などのコミュニケーションツールを面倒だと感じているので、
「ムリしてそんな面倒なツールに頼らなくても、彼女は俺のことをわかってくれているはず」
と思うするのかもしれません。
男性はマメじゃないのが普通、と割り切る
本来苦手で面倒だと感じていることを要求すると、人間関係はギクシャクするものです。
それは、恋人同士でも同じ。
他愛のない出来事を感じるままに伝えて無理にリアクションを求めたり、頻繁に連絡やメッセージの返信をするよう要求したりすれば、彼氏はやっぱり「面倒くさい」と思ってしまうでしょう。
男性はそもそも連絡をすることに対してマメじゃなく、基本的に連絡がルーズなスタンスだと思えば、既読スルーが続くことが即“気持ちが冷めた”につながるわけではないとわかるはず。
それは、男女の感覚の違いによるものなので、彼氏をマメに変えようとするよりは、どうしようもない部分と割り切るのが賢明です。
さいごに
彼が面倒だと感じていることに付き合わせたところで、関係は盛り上がらない、楽しめない、続かないと考え方を切り替えてみましょう。
男女の感覚の違いを認め、割り切って受け入れられるようになると、電話やLINEがこないだけで落ち込んだり、不安になって彼の気持ちを疑ったりすることも減るはずですよ。
彼の気持ちも理解して、イライラの少ない幸せな関係が築けるとよいですね。
(山本梨花子)
Photo by. Tony Veloz
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