新米ママさんの中には、想像していた素敵なママライフとは程遠い現実に、ぐったりとしている人も多いのではないでしょうか?
育児雑誌では紹介されていない子育ての現実を、2歳の子供を育てるシングルマザーの筆者がご紹介します。
ノーメイク・ノーアクセサリーは当たり前!
子育て中は、朝メイクをする時間があるくらいなら、その分寝ていたいというのが現実。
ピアスやネックレスなども、子供が引っ張ったりして危ないし、抱っこをする時に邪魔になるのでつけなくなりました。
髪の毛を洗うのもままならず、ひどい時は2~3日同じ服装でほぼ引きこもり育児をしていたこともあります。
それでも可愛いサングラスでスッピンをカバーしたり、洋服も一枚で見栄えのするワンピースなどを着用するなど自分なりの工夫をすることで、だらしなく見えないようにすることができます。
育児、家事、仕事の両立は余裕だと思っていた
独身時代はダメ男のループから抜け出せなかった筆者。
私のことだけを頼りにしてくれる我が子なら、浮気性だった元彼たちのお世話より絶対に楽しめるはずだと、ダメ男経験値の高い私は一人子育てにも自信がありました。
しかし、現実はゆっくりトイレに行く時間すらないほど。掃除はエンドレス、一所懸命に作った食事も食べてくれない、仕事中も容赦なく話しかけてきます。
ダメ男は、外に浮気をしに行くので、そのあいだは自分の時間が持てます。
小さな子供は100パーセント親が面倒を見なければいけません。
常に子供の安全を確保し、神経を研ぎ澄ましながらの生活は、体力、気力ともに摩耗します。子育て期間は、人生で最もハードな時期だと言えるかもしれません。
もっと上手に育児ができると思っていた
独身時代に子供と遊ぶことが得意だった私は、我が子とも上手に遊びながら育児ができると思っていました。
しかし、実際の育児は子供と遊ぶだけではありません。子供の要求に応えながらの家事や仕事は重労働です。
子供が寝てからなら、ゆっくり自分の時間が持てると思っていましたが、その頃には疲れ果てて自分も一緒に寝てしまいます。
「私は子供の奴隷(どれい)じゃない!」と感じてしまうこともありました。
理想は笑顔で子供と一緒に遊んだり、本を読み聞かせたりする育児ですが、仕事中などは子供にテレビや動画を見せて、ひとり遊びをさせてしまっています。
なかなか現実は理想どおりにはいきません。
ママになっても今までどおりの交友関係が楽しめると思っていた
これは新米ママ全般の話というより、シングルマザー特有の悩みかもしれません。
ママになると深夜遅くまで遊んだりはできませんが、たまの息抜きに子連れで独身時代からの気の合う友人たちの集まりなどに参加しています。
しかし、シングルマザーに対して偏見を持つ人も世間にはまだ多く、人間関係を円滑に保つのは一苦労でした。
また、シングルマザーだと声をかけやすいのか、男性からのお誘いも増えました。
もちろん下心のない親切な方もたくさんいますが、そうではない人も多かったように思います。
その結果、人間不信に陥り、誰とも親しく接することもできず、孤独を感じながら一人育児をしている時期もありました。
最近では子供が話し始めたので、気の合う友人たちと子供も含めて楽しく遊ぶことも可能になっています。
それは、私自身が母親として子育てをしながらの友人関係に慣れてきたということでもあると思います。
ママになっても今までどおりの交友関係が楽しめると思っていた
母親業は24時間、365日、休む暇がないのが現実です。
それでも、褒められることがないのがママさんの辛いところだと思います。
子育て中のママさんは、上手に周囲の協力を得て息抜きをしないと、自分らしさを失ってしまい、ひどい時は産後鬱(うつ)がなかなか抜けず、虐待に繋がる可能性もあります。
子育ての理想と現実のギャップはかなりありますが、母親になって良かったことも沢山あります。
誰しも始めは育児初心者です。
素敵な育児雑誌に出てくるママさんのような子育ては程遠い現実の子育てですが、母親は子育てを通して人間として強く成長してゆくのだなと実感しています。
(ライター/キタミカ)
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