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近年は正月おせち料理も伝統的なものばかりではなく、洋風のおせちなども増えています。

 

選択肢が増えるのは嬉しい反面、「おせちは伝統的なものじゃなきゃ」と考える人もいます。

 

今回はイタリアンおせちがきっかけで義実家とギスギスしてしまったエリさん(仮名)のエピソードを紹介します。

 

 

おせちはマンネリって言ってたのに……

 

夫と結婚したのは26歳のとき、それから5年たちましたが、お正月は必ず夫の実家ですごしています。
 
夫の実家では夫の家族が全員集まって、お雑煮やおせち料理を食べながら、お酒を飲んですごすことが多いですね。
 
そこで毎年必ず話題になるのが「おせち料理に飽きた」という話。
 
義母も「正月だからって、毎年おせちじゃ、つまらないわよねぇ」なんて言うんです。
 
みんながそういうから、すっかりおせちに飽きているんだと思っていました。
 
漠然と「来年はわたしが新鮮なお正月にしてあげようかな」なんて考えたのを覚えています。
 
それがあったので、今年のお正月は少しお高いイタリアンおせちを持参しました。
それがとんだトラブルの原因になってしまったんです……。
 

子どもたちは喜んで余計に気まずい

 

イタリアンおせちを見せたときの義母の反応は明らかにおもしろくなさそうでした。
 
「あらっ、お正月に洋食なんて不思議なことするのね」なんて言っている口調に明らかにトゲが感じられました。
 
義父も「おせちは昔からのしきたりだからなぁ」と戸惑っているようでした。
 
「あぁ、なんか失敗しちゃったな」と相当気まずかったですよ。
 
さらに気まずかったのはうちの子や、甥っ子、姪っ子とか子どもたちにイタリアンおせちは大好評で、義母のおせちには目もくれませんでした。
 
「子どもは洋食が好きだから、しかたないわね」
 
「おばあちゃんのおせちも食べてよ〜」
 
なんて一見笑顔で言っているんですが、目が笑ってなかったのが怖かったです。
 
その日はほとんど義母が会話してくれませんでしたね。
 
そこから義母との関係がギスギスしたものになっていきました。
 

それからはいつもイタリアン

 

義実家は車で1時間もあれば行けるところにあるので、月に1回くらいは訪ねているんですが、イタリアンおせち事件以来は最悪ですよ。
 
行くたびに出してくれる食事はパスタとかピザとかイタリアンばかり。
 
「エリさんはイタリアン好きだもんね」とか嫌味をかならずひと言そえてくれます。
 
お土産に和菓子を持って行ったときなんて「そんなものエリさんの好みじゃないでしょ」なんて言われました。
 
こんなにネチネチと根に持つタイプの人だとは思っていませんでしたよ。
 
夫に相談しても「そのうち忘れるから、話を大きくしないほうがいい」と取り合ってくれません。
 
わたしもいい加減カチンときてしまって、義母と義父が訪ねてきたときに、たっぷりのパスタとティラミスでおもてなししましたよ。
 
そこで決定的に関係にヒビが入って、それ以来顔を合わせていません。
 
来年の正月も義実家に行くとは思いますが、またイタリアンおせちを持参してやろうと思っています。
 

まとめ

 

よかれと思って持っていったイタリアンおせちが、とんだトラブルに発展してしまった話でした。
 
イタリアンおせちくらいで根に持つ義母も義母ですが、相手の本音と建前を見抜けなかったエリさんも反省点があるのかもしれません。
 
相手の本音を読み取る力は関係を良好にするポイントでしょう。気をつけたいところですね。
 
(大船くじら/ライター)
 
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