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恋人との意見のズレ、失敗ばかり繰り返す友人への助言、難しい仕事のアポ取り……どんな言葉を選べばいいかわからず、ため息が出てしまうような瞬間はいつでもおとずれます。

 

「こんなとき、どう言ったらいいんだろう……」というピンチに出合ったなら、チャンスだと思ってください

 

そう述べているのは『かわいがられる力 一流と二流の決定的な違い』の著者、安田正氏です。できれば避けたいような難しい局面もうまく乗り越えて、なおかつ相手にかわいがってもらうための方法やセリフがあるというのです。

 

安田氏が提唱する『かわいがられ力』を日常的に使ったなら、恋愛や仕事はもっとうまく展開していくかもしれません。

 

「感謝・ねぎらい」+「ちょっとだけアドバイスしていい?」で信頼を勝ち取る

 

失敗ばかり繰り返す友人へ意見を口にするとき、「こうしなきゃダメでしょ」といきなり正論から述べてしまうと、相手が傷ついてしまうことがあります。

とくに「失敗しちゃったんだけど、あのときどうすべきだったのかな……?」と尋ねられたなら、相手は回答よりも先に、ねぎらいの言葉を求めているものなのです。

 

「そうなんだ、大変だったね……」

「あまり無理しないようにね」

 

まずは相手に親身になり、それから解決策を提示すること。
ワンクッション置くことで、理解してくれている、と安心し、相手はあなたの言葉を受け入れやすくなるのです。

 

相手に求められているわけではなく、自己発信で助言する場合も同じです。
「いつも頑張ってるね、ありがとう」という感謝から始めてみましょう。

 

そして助言に入るときも「こうしなきゃいけない」と直接的なことを言えば、相手も批判されるように感じ、ショックを受けるはず。
そこで「ちょっとだけアドバイスしていい?」というワンクッションが役に立つと安田氏は述べます。

否定するのではなく、一度認めた上でさらによい方法を紹介する。そうした言い方をすれば、相手も信頼感をもって助言に耳を傾けてくれるようになるそうです。
たった一言で、他者との関係が円滑にいく、わかりやすい事例です。

 

「それいいね!」+「そこでちょっと考えてみたんだけど」でギクシャク回避

 

恋人との意見が対立してしまった場合など、いきなり「それは違う」と否定から入ればケンカになるのは当然。
それでうまく結論が出たとしても、必ず片方に不満が残ることになります。
人間関係の難しいところですよね。

 

デートプランでもなんでも、気に入らないからといきなりバッサリ切りすてるのではなく「それいいね!」とまずは彼の意見を一度認めてあげましょう。
そこから、「私も考えてみたんだけど」と自分の意見をつけ足して言うのです。
こうすることで、言われた恋人にとってみれば、最初に出したアイデアが強化されたような気持ちになります。「AかBか」ではなく、「AさらにA'」と話を進めることができるのです。

 

もちろん、必ずしも両方の意見を取り入れる必要はありません。結果的に「A'」がもとの「A」とはまったく違うプランになっていたとしても、それはお互いの意見を尊重しあってのこと。
お互いにとって満足のいく結果となり、一緒になって考えてくれたことに彼も感謝してくれるはずです。

恋人関係にかぎらず、いろんな局面で使える便利な言葉です。

 

「本当にすみません、何度もお願いして……」下手に出て築く人間関係

 

仕事で「すぐに謝るのはよくない」とも言われますが、それは同じ会社の中での話。
新規の取引先へのアポ取りなど、外の相手で、なおかつまだ関係が築けていない相手には、下手に出れば出るほど交渉がうまくいきます。

 

「何度もすみません」

「10分だけでもお話しさせてください」

 

安田氏の著書によると、“神様にお願いするように言うのがポイント”とのこと。
実際、初めての相手がいきなり上から偉そうな態度で仕事を要求してきても、なかなか引き受ける気にはなれないものです。それどころか、あまり耳を傾けたいとは思いません。

 

また、交渉を確実に進めるためには、とにかく毎日朝一番に電話をしてみるなど「単純接触」を繰り返すことも効果的だそうです。

“接する回数が増えれば増えるほど、好感度が上がり、印象もよくなるのです”

 

本当にそうなの? と思う人は、保険のセールスを思い出してみてください。
最初はかたくなに断っていても、何度もすすめられるうちについ話を聞いてしまったり、加入してしまったりという人もいるはず。
これを「ザイアンスの法則」というのだそう。デキる保険営業マンはこれをうまく活用しているのです。

 

周囲からかわいがられるために 大切なのは、言葉の使い方

 

“いい言葉には妖精が住んでいるんですよ”

安田氏が著書内で「特別対談」をした、実業家・でベストセラー作家の山崎拓巳氏が、そんなセリフを口にしています。

 

人にかわいがられるには、態度・行動などさまざまな要素が関わりますが、最も大切なのは言葉の使い方、それに尽きるようです。

どんなにピンチなときでも、ちょっとした一言があるだけで相手への印象が変わります。
相手を責め立てるキツイ言葉でも、自己の必死さばかりをアピールする言葉でもありません。自分の発言がどう受け取られるか、相手の気持ちを考えながら、思いやりをもって選んだ言葉にこそ人は心を動かされ、味方になってくれるのです。

 

友人・恋人・ビジネスパートナー。
誰からもかわいがられる、妖精が住む言葉を、ぜひ意識して身につけてみましょう。

 

(平原 学/ライター)

 

参考:『かわいがられる力 一流と二流の決定的な違い』安田正/PHP研究所

 

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