今どきは、プロブロガーという肩書が当たり前に使われていますが、そもそも「ブロガー」という言葉を生み出したのは、「はあちゅう」さんでしょう。

 

女子大生の頃にブログを始めてカリスマと呼ばれ、就職後も土日は週末作家として活動を続けて、当然の流れで独立。ブログを中心にインターネットを自在に泳ぎ回りながら、つねに等身大の「わたし」を発信し続けています。

 

そんなはあちゅうさんは、今年31歳。

恋愛と仕事以外にも視野が広がる「適齢期」を迎えて、何を考えているのか……? アラサー女性のリアルを聞いてみました。

 

 

--はあちゅうさんにとって、結婚とはなんでしょう?

 

はあちゅう:昔は憧れを持っていたんですけど、今は「結婚」という制度に疑問を持ってしまって……すごく小さな理由なんですけど、自分の苗字を変えるのが嫌だなと思うんですね。それも、自分の苗字がすごく好きっていうよりは、苗字を変える手続きを考えた時に、いろんなものを更新するのが大変だなあと思っていて。

 

改めて結婚のメリットってなんだろうと思ったときに、半同棲しているのとあまり変わらないんですよね。周りからの自分の見え方以外に、変わることってないと思って。だったら私は、些細なことだけど「結婚ってなんだろう?」という気持ちを大事にして、それを発信していったほうがいいかなと思っています。

 

--彼氏さん、いらっしゃいますよね?

 

はあちゅう:恋人とはもう4年目になるので、通常であれば、もうそろそろ結婚の話が出てもいい時期でしょうし、彼とは付き合う時から結婚の話はしていたんですけど、お互いに焦ってはいないんです。彼は、「俺は結婚してもいいし、しなくてもいい」って感じなんですね。

そうなるともう、私の意志次第で。私が「結婚したい」と言ったらできるし、「したくない」って言ったら、そのまましないでいけちゃうなと思ったんです。

 

「結婚したい! 結婚したい!」って、見えないものをつかむように追い求めている女子もいると思います。でも結婚って実態のない幸せのカタチで、そもそもどういう結婚をするかは人それぞれだから、ちゃんと見極めていかなきゃいけないわけですよね。だったら、結婚という制度に頼らないスタイルがあってもいいんじゃないかと思って。

今は彼と暮らしているんですけど、そして周りから夫婦のような扱いは受けているんですけど、でも、「籍を入れよう!」という気はまだ起こっていません。

 

ただ、結婚となると、家族の結びつきは増えるのかなと思います。結婚すると故郷が増えるとおっしゃっていた方がいらしたんですけど、確かに今って、「私と彼」という一対一でしか自分の人生を見ないんですけど、夫婦になった時に彼の家族を自分の家族と同じように見るようになるなど、結婚による変化はあるとは考えています。

 

--子供を産むことについてはどう考えていますか?

 

はあちゅう:子供はほしいですね。子供ほしいっていうのはもう、20代後半からずっと思っていて。ただ、まだ準備ができてないと思っちゃう自分がいます。

 

 

--「まだ準備ができてない」というのは、気持ち? 体? 生活? 仕事?

 

はあちゅう:生活と仕事です。今、取り組んでいる本の一つに旅の本があって、国内編を作っているんですけど、もしちゃんと売れたら海外編を作りたいなと思っていて。そうしたら身軽に海外へ取材に行ける自分でありたい、というのはあります。

そうするとやっぱり、子供のことはもうちょっと先に延ばしたほうがいいかなと思うし、もちろんいったん産まれてきたら戻せないので、「子供がいたから(できない・行けない)」と一瞬でも思いたくないんですよね。ここだ! と一段落した時に産みたいなと思います。

 

転職した時も、「あ、今だ!」というひらめきがあったんですね。なので、子供に関しても同じような直感が働くかな、と思っていて。

ただ、子供が欲しいという気持ちは日に日に強くなっています。さっきも、ちっちゃい子が2人歩いているのを見たんですけど、かわいくて。「自分の子供がいたら、こういうかわいい様子がずっと見れちゃうんだな」と思ったり。

あと最近、子供が拉致される映画を見たんですけど、彼と一緒に見ていて「子供がいたら、ある程度の年齢になったら、この映画を見せて拉致されたらどうするかを知ってもらおう」と話したり。彼とは、子供がいたらどうする? という話や、こう育てたい、みたいな話はつねにしています。

 

 

--では、仕事と家庭を両立していくことについて、どう思いますか?

 

はあちゅう:うーん……これ、本当に難しいですけど、でもプライベートのほうが多くなきゃいけないとか、仕事しすぎだとか、あんまり考えすぎないほうが良いのかな、と思いますね。

 

子供がいて仕事している女性って、みんなバランスを取ろうとするんですよね。仕事50、プライベート50で「50:50」にしなきゃいけないと思っている人が多いように思うんですよ。でもそれって、人それぞれで。仕事60のほうが心地良い人もいるし、逆にプライベート60じゃないとイヤという人もいるだろうし。そういうバランスは人それぞれだと思うので、自分はどんなバランスが一番良いのかを把握するのが良いと思います。そういう指標なしに、つねに「なにか足りない」って思うのは、すごくもったいない。

 

もし、自分がプライベート60のほうが心地良いと思うのであれば、そういう働き方に自分から変えていくべきで、そうじゃない環境に身を置いて愚痴を言っているのであれば、自分が行動しないのが良くないのかなと思っちゃうんですよ。

なので、まずは「幸せのバランス」を見つけるのが大切だと思います。

 

あとそれを、長い期間で見るといいと思うんですよね。たとえば、「この一年は仕事を100。でも、来年は子育てに集中したいからプライベートを100にする」とか。自分の中でメリハリをつけると、ちゃんとうまく回っていくんじゃないかと思います。

 

 

……でもこれって、今の私には子供がいないから言えることかもしれなくて。もし子どもを産んだとすると、物理的に書ける時間は減っちゃうので、そうなった時にどう仕事を展開していくか? というのが、これからの自分の課題になると思います。

家族ができると、自分以外で突発的なことが起きるじゃないですか。急に具合が悪くなって、看病してあげたりとか。子どもはトラブルのお祭りみたいな感じですもんね。そうなったとき、自分は大丈夫かな? やれるかな? というのはやっぱり思いますよ。

あと、妊娠初期って公表もできないじゃないですか。そういう状況でつわりがあると、つらいなとか。

 

--妊娠中のお仕事について、考えたりするんですね。

 

はあちゅう:もう「生配信」しかないのかな、と思って(笑)。最近、朝にSHOWROOMっていうツールを使って生配信(注1)を始めたんですよ。YouTubeは映像を編集しなきゃいけなくて、編集をすると書く時間がなくなっちゃうんで挫折したんですけど、SHOWROOMは生だから編集が要らなくて、だから今、これまでの生活に加えても、なんとかやれてるんですね。

そして、生配信だったら、妊娠中でもできるんじゃないかって、最近考えますね。つわりがあっても明るく乗り切れそう(笑)。

 

自分の人生に、あんまり計画立ててもしょうがないかなと思ったりするんですけど、妊娠だけは、やっぱり計画的になりますね。

 

 

--妊娠中に生配信ってすごいですね! 2年前に上梓された著書、「半径5メートルの野望」(注2)は20代を中心によく読まれているそうですが、今のはあちゅうさんの「野望」とは?

 

はあちゅう:今は、とにかく「新しく出る小説を売りたい(注3)」というのと、年内に刊行するものが他にも結構あるので、それらをとにかく売りたいっていうのが、一番の野望ですね。

 

……書籍のための詰め詰めのスケジュールにちょっと疲れてきたので、来年は遊びも仕事にできるようにしていきたいなと思っています。

 

--最近「ネット時代の作家になりたい」という発言をしていますが、憧れる若い人もいるのでは?

 

はあちゅう:全部「私の真似をしてくださいね」ではないんですけど、「こういう可能性がありますよ」とか、「こういう方法もありますよ」というのを、誰かに見せてあげられるといいなあとは思っています。

 

たとえば、本というのは今、グッズ化していると感じているので(注4)、舞台裏も含めて立体的に見せたほうがいいと思っているんですね。それで今、最新刊を出すにあたってオンラインサロンを活用したプロモーション活動(注5)をしているんですけど、本って情報解禁が結構厳しくて、書店に並んだ日からしかPRができないんです。でも、そうすると本を売るってすごく短期決戦で難しいんですね。売れなかったら二週間で書店から本がなくなって、一年かけて作った本が二週間で書店からなくなっちゃうんです。

 

なので、1~2か月前からプロモーションしたいと思って、まずオンラインサロン立ち上げました。そこで本を制作する舞台裏を見せて、「いま、こうなっていますよ」と日々お伝えしながら自分の本の味方を増やして……満を辞して「出ました!」みたいな。そういう流れを作りたいなと。

 

そういうやり方をする作家さんは、これから増えるんじゃないかと思います。

私自身、まだまだうまくはできていないんですけど、大ヒットが出たら「どうだ!」って言えると思うので、ちゃんとヒットを出したいですね。

 

 

--9/26に最新刊「通りすがりのあなた」(講談社)が出ました。初の小説集ということですが、「半径5メートルの野望」の強いイメージとはちょっと違う雰囲気を感じます。

 

はあちゅう:自己啓発の本だと、グイグイいくようなスタイルの発信、どこかしら強い自分を見せなきゃいけないんですけど……もちろん、自分の中に「強さ」はあって、これまでの私の本はそういう「強さ」だけを凝縮したものになっていて、だから強い人って思われがちなんですけど。でも、それだけの強さを持つと、やっぱりその分なんというか……反動があって。めちゃめちゃ落ちることもあるんですよね。

 

今回は、そういう落ちる部分を小説にしてみたので、それが人にどう受け止めてもらえるのかというのが、この秋一番楽しみなところです。

 

 

独自の結婚観を持ち、出産についてもしっかりとした考えを持つはあちゅうさん。

婚活をする同世代の女性たちには、参考になること、ハッとさせられることがあったのではないでしょうか?

 

編集部S子が聞く、【はあちゅうインタビュー:アラサー女性のリアル】は、まだまだ続きます。第二回目は「出会いと不倫」について。ぜひお楽しみに!

 

(注1)『SHOWROOM』とは、誰でも生配信ができて、それをユーザーが無料で視聴できる仮想ライブ空間。はあちゅうさんは、基本的に毎朝8時から生配信中。

(注2)「半径5メートルの野望」(講談社)2015年に出版された、自己実現をテーマにした本。

(注3)「通りすがりのあなた」(講談社)9/26発売の初の小説集。

(注4)はあちゅう公式ブログより「今年後半の課題→「本」を立体的に売っていく」

(注5)はあちゅうオンラインサロン販売所

 

 

 

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