メンタルをやられて仕事を辞めたいと思っているあなたに……その前にやっておきたいこと

毎朝起きると憂鬱で、これから一日仕事かと思うと布団から出られない。

社会人として毎日頑張って働いてはいるけど、できればもう休みたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

憂鬱な朝を迎えてしまう理由は人によって様々ですが、仕事がうまく進んでいなかったり、人間関係が合わずにストレスを感じてしまうことがあると思います。

最初のうちは素直に、仕事を改善するにはどうすればいいのかを考えてみたり、誰かに相談していても、いつまで経っても改善できずに打つ手が見えなくなってしまっていませんか。

あるいは、人間関係についての悩みを相談できる相手がおらずにひとりで抱え込んでいたり、一緒に愚痴を言える相手はいても、根本的な解決につながらず、日に日にストレスが増していくように感じる場合もあるかもしれません。

この記事では、毎日「辞めたい」と思いながら通勤しているあなたに向けて、もっと気楽にスムーズに仕事に向き合う方法をお伝えします。

仕事を辞めたい理由を一言にまとめていこう

今、もしあなたが毎日「仕事を辞めたい」と思うのだとしたら、それはとても真剣に仕事をしているという証拠かもしれません。
 
実際のところ、社会はお互いに補う形で作られていますし、会社は万が一の場合にサポートできるような準備をしているものです。
 
そんな中でも苦しい気持ちを抱えながらも毎日仕事をこなすあなたは、十分に頑張っている人でしょう。
 
そして、真剣だからこそ仕事を辞めたいと思うことでますます自分のことを責めてしまうこともあります。
 
辞めたいと思う気持ちを少しでも解消するために、まず最初にやってほしいことは５分で良いのでゆっくりと好きなコーヒーやお茶を飲む時間を作ってみて下さい。
 
この時間だけは仕事のことも考えず、ボーッと過ごすのがポイントです。
 
その後で、自分が「辞めたい」と思う理由について考えていきましょう。
 
ぜひ試してもらいたいのは、頭で考えるのではなくて紙に書いてから考える方法です。
 
ブレストと呼ばれる会議手法と同じように自分の中で「会社辞めたい会議」を開催します。
 

会社辞めたい会議のやり方って？

紙やノートを用意したら、「仕事辞めたい」と思う瞬間をどんどん紙に書いていきましょう。
 
仕事内容だったり、人間関係だったり、就業環境や通勤の負担だったり、色々なシーンが出てくると思います。
 
トイレの便座が冷たいだとか、そんな些細なところまで全部書きだして下さいね。
 
こうすることで、あなたが仕事を辞めたいと思っている理由を客観的に整理することができるようになります。
 

「辞めたい」の原因を探し出そう

辞めたい理由がはっきりするだけでスッキリできる人もいますが、長らく悩みを抱えてきた人にとっては「そんなこと分かってる」という気持ちかもしれません。
 
そんな方は次のステップとして、「仕事を辞めたい」という自分の気持ちを受け止められているかチェックがオススメ。
 
「仕事内容が合わない」ならば、早めに違う仕事に転職した方が良いことは想像しやすいですし、人間関係が悩みの場合は、転職したところで、次の職場でもまた同じような関係性に陥る可能性もあります。
 
それでも、今感じている苦しみ続けるくらいならば、辞めることも大切な選択肢なのですが、なかなか踏み込めないことも多いですよね。
 
仕事を投げ出すようで無責任だと感じたり、周りに迷惑をかけてしまう不安を抱いたりというように、辞めたい気持ちよりも、まだ起こっていない未来の不安を優先してしまっているときに起こりがちなことです。
 
辞めたいと悩む方はすでに真剣に取り組んできた方々ですから、まずは自分の「辞めたい」と思っている気持ちを押し潰さずに、「辞めてもいいんだ」と楽に捉えられるようにしていきましょう。
 
押しつぶしすぎると、気持ちが落ち込んで体調不良にも繋がっていくので、まずは気楽に「辞めてもいいよ」と自分に声をかけてあげることからはじめるのがオススメです。
 

辞めるか辞めないかを決める方法

少しでも気楽になったら少しずつ行動をはじめよう！
 
やることはたった2個。
 
ひとつめは「嫌なこと」と「好きなこと」を全部書き出してみること。
 
誰に見せるものでもないから、素直にどんどん書いてみて。
 
朝起きるのが嫌とか、仕事の前のコーヒーは好きというような些細なことも書いていくのがポイント！
 
ふたつめは書き出した物の中で今の会社で実現できるものとできないものに分けよう。
 
実現できるものがたくさんあるなら、辞表を書く前にどうやったら実現に近づけるのかということに目を向けていこう。
 
もしも、実現できないものが多いなら、それはあなたが目指す未来と今いる会社がマッチしていないということだから、お互いのために早めに転職を視野に入れていきましょう。
 
大切なことは、仕事が嫌でも人間関係は良いような場合は、我慢しながらも続けられるようなことがあります。
 
気持ちを全部書き出すことで、冷静に見つめてみてくださいね。
 
（tomoco/ライター）
 
■メンタルが強い人に共通する事10個
■メンタルが弱い人がやってしまうNG習慣
■メンタルの強い人が無意識にしている「５つの習慣」