生活に必要な物を購入できる最低限の収入を表す指標に「貧困ライン」があります。
 
厚生労働省が発表した調査(※1)において、平成27年の貧困ラインは、122万円であり、15.6パーセントの世帯はこの貧困ラインを下回っていると発表されています。先進国であるはずの日本でも、貧困問題は他人事ではなくなってきています。
 
とくに顕著なのが女性の貧困です。日本の男女の所得格差は先進国では圧倒的に大きく、女性は男性の7割程度の所得しか得られていません。そのため、単身女性は貧困に陥りやすく、また、シングルマザーの家庭でも生活が苦しくなりがちなのです。前述の調査では、母子世帯の 実に82.7パーセントが「生活が苦しい」と回答しています。
 
「生活が苦しい」と感じている貧困女子が、貧困を抜け出すためにはどういった道を選ぶべきなのでしょうか? 今回は貧困を抜け出そうと、もがいた女子たちの選択をご紹介します。
 

 

1.子供は好きだけど保育士は奴隷だと思う

 

「保育士は現代の奴隷」と言い切るのは、都内で保育士として働く裕子さん(仮名)。
 
「子供が好きで保育士を選んだけど、軽率な判断だったと思う。ここまでお給料が安くて先が見えないとは」。子供が好きで選んだ仕事だとはいえ、待遇は最悪で、「まさにやりがい搾取。不満を言ったら、子供たちのため、で押し切られる」と言います。
 
同僚は次々と離職。裕子さんも転職を考えましたが、スキルがなく、「次の仕事が見つかるか不安」で仕事を辞める勇気がありません。
 
そんな裕子さんが現状から抜け出すために考えついた方法が、婚活でした。
 
「婚活パーティーに参加したら、すぐに相手は見つかりました」。大手メーカー勤務の彼氏とは、結婚を前提に付き合いはじめ、もうすぐ半年が経つと言います。
 
「今度の休みに結婚の挨拶に行く予定です。結婚したら、すぐに子供が欲しい。保育園の現状は知っているから、他人に任せるのは不安。仕事を辞めて育児に専念したいです」。
 

2.仕事をもらうと立場が弱くなる、だから仕事を作る

 

絹枝さん(仮名)は、大学卒業後、臨時採用で教師として働き始めます。激務と給与の低さ、雇用の不安定さに「このままではダメだ」と強烈に感じ、教師の道を諦めることにしたといいます。
 
その後、得意の英語を生かして、通訳として独立。フリーランスとして一年働き、教師時代よりも収入を上げることはできましたが、すぐにまた、「このままではダメだ」と感じ、方向転換を行います。
 
考えた末、決意したのは、「下着の輸入販売の会社を作ること」でした。絹枝さん曰く、「教師のときも、フリーランスのときも、仕事がもらえなくなったらどうしようという気持ちが常にどこかにあった。仕事をもらう立場にいるとどうしても立場が弱くなる。だから仕事を作らないといけないと思いました」。
 
絹枝さんは、現在、経営者として充実した日々を送っています。「臨時採用の教師時代の悔しさがバネになっています。今は仕事が楽しいけど、今後続けて行くかは分からない。時代に応じて変えて行くつもりです。同じことをしていたら、いつまでたっても次のステージにはいけない」。
 

さいごに

 

今回は、貧困女子が貧困から抜け出すために選んだ2つの道についてご紹介しました。
 
貧困は個人の責任ではない部分が多いにあります。社会の制度や生まれた環境によって、貧困を抜け出しにくい状況に追い込まれている人は多いでしょう。ただ、状況を変えようともがくことで、新しい道を見つけることができた人もいることも、また事実なのです。
 
 
※1 各種世帯の所得などの状況(平成28年調査)/厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/03.pdf
 
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