Twitterでフォロワーさんからこんな質問をもらいました。
「半年前、向こうの浮気で別れた元カレ。自分で決めたことにも関わらず、別れたのが正解だったのかと今でも考えてしまい、次の恋に進めずにいます。気持ちを切り替えるにはどうしたらいいのでしょうか?」
もしあなたが相談者さんの立場だったら、どのように気持ちを切り替えますか?
 

過去が原因で足踏みをしてしまう本当の理由

 

この相談に関して、僕は以下のように答えました。
 
“発想を逆転させてみましょう。過去の判断に迷いがあるから次に進めないのではなく、次に進まないから過去の判断に迷いが出てくるのです。過去を理由に未来を選択しないときは、大抵の場合「今に真剣じゃない」のです。恋はほっといてもやってこないですよ。”
 
人が過去の判断について悩むのは、「今が進んでいない」からなのです。
変化している実感が持てないから、その理由を「あのときの判断が間違っていたからではないか?」と思ってしまう、というわけです。
 
しかし「今が進んでいない」本当の理由は、自分が「過去を理由に今を動かそうとしていない」ことにあります。
この相談者さんの場合は、自ら積極的に次の恋を生み出そうとしておらず、恋が向こうからやってくるのを待ってしまっているんです。
 

未来、過去を正当化できるように、今を生きる

 

人の選択には客観的な正解もなければ不正解もありません。
本人が主観的に「あれで良かった」と思えば正解になりますし、「あれはまずかった」と思えば不正解になってしまいます。
しかし「あれはまずかった」と思っても、「じゃあ次からは気をつけよう」と反省し、未来につなげていければ最終的に「あれで良かった」とすることができるのです。
つまり、過去に起こした事実は変えようがないけれど、未来の自分から見たときの過去の印象は、今の自分の生きかた次第で変えられるよ、ということなのです。
だとしたら、変えられない過去にいちいち惑わされるよりも、その過去をどう活かしていくかを考え、今の行動につなげていくようにしたほうが、よほど生産的であり幸せに近づく考え方ではないでしょうか?
 

恋愛していなきゃいけないわけじゃない

 

もし過去の別れによって、男性不信気味になっている、自分に自信をなくしているといった状態なら、無理して次の恋を見つけようとする必要はありません。
別に恋愛をしていようといまいと、今が充実していることが重要なのです。
趣味に走ってもいいし仕事を頑張るのもいいでしょう。
とにかく「過去を振り返っている暇がないほどに忙しくすること」が大事です。
 
芥川龍之介も『侏儒の言葉』のなかで、「我々を恋愛から救うものは理性よりもむしろ多忙である。(中略)ウエルテル、ロミオ、トリスタン――古来の恋人を考えて見ても、彼らはみな閑人(ひまじん)ばかりである。」と書いています。
要するに「恋愛にウジウジ悩んでしまうのは暇である証拠だ」ということです(耳が痛いですね)。
 

まとめ

 

過去の判断に迷ったら、「ヤバイヤバイ、わたし今、暇だ!」と自分に対して警報を鳴らしましょう。
過去の事実は絶対に変えられませんから、未来から見た過去の印象を変えるため、過去の判断が正解だったと思えるように今に生きましょう。
周囲からなんと言われようと、最終的にあなたが「あれでよかったんだ」と思えればそれでいいのです。
 
過去の自分の判断を、正解にしてあげる生き方をしてくださいね。
 
(川口美樹/ライター)
 
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