諦める？まだ頑張る？つらい恋をしている時に見失っていること

こんにちは、沙木貴咲です。つらい恋にハマっている時、性別も年齢もシチュエーションも関係なく、人は誰もが視野を狭めてしまいます。「どうすればいいのか？」を判断する前に、見極めたほうがいいことがあるんです。

不幸せな恋を産むのは、独りよがりな視点

占い師をしていて感じるのは、ムリめな恋愛にすがる人が、思いのほか多いということ。

冷静になれば、「自分だけ損をしている」「尽くしてばかりで愛を受け取れない」「関係はすでに破綻している」とわかるのですが、渦中にいれば見えないこともあるのかもしれません。

たとえば、不倫や夜だけの関係、すでに相手の心が離れている、ハッキリと言わないだけで相手は脈ナシといった恋愛は、長く続けるだけ時間のムダ。

高望みという意味のムリめではなく、幸せが手に入りにくいという意味で難しい恋が少なくないのです。

また、そうした困難な恋に執着してしまう時、誰もが愛することに必死で、相手から愛されているかどうかが見えていないことが多いです。

「私はこんなに頑張っているのに、彼は応えてくれない」

「一人でこんなに苦労しているのだから、そろそろ報われたい」

「私と同じように、彼も思ってくれているはず」

不幸せな恋にハマってしまう時、人はかなり視野が狭くなり、愛と執着を見間違えやすくなります。独りよがりな視点で進展しにくい恋愛にすがり続けると、年だけ取って結婚適齢期を逃す……ということもあるんじゃないでしょうか。

恋愛に何を求めるの？

私が恋愛のお悩みを聞くときに、ご相談者さんに問いたいのは、「恋に何を求めるのか？」ということ。

愛し愛されて、心穏やかにほのぼのできる状態を望むなら、幸せをつかみにくい関係はすぐにでも解消すべきだと思います。わざわざ困難な道を選ばなくても、ほかに幸せになれる恋は見つけられるはずです。

不幸が続いても、婚期を逃して一生独り身をつらぬくとしても、自分が愛する男性を追いかけたいなら、それはそれで良いと思います。

愛し愛されなくても、追いかけることに意義があるならば、その人にとっては幸せだからです。

「変わる」「行動する」を渋らないで

どうやっても結婚はできないとか、対等に付き合える見込みはなさそうと感じた時、私は諦めたほうがいいと伝えるのですが、これは決してネガティブな意味ではありません。

好きな人を自分のものにできないのは、確かに口惜しいこと。けれど、それを知りながら執着して時間が過ぎてしまうことのほうが、もったいないと感じるのです。

恋愛は幸せになるためにするものだと思いたいですし、苦しさから抜け出すには、報われない恋心を手放すことが必要です。

好きな人を追いかけた時間が長いほど、気持ちを切り替えることは難しく、ほかに出会いを探す気が起きないかもしれませんが、変わらなくちゃ動けないし、行動するには変化が欠かせません。

「変わる」「行動する」という2つのアクションは、幸せになるためのカギ。消極的でいる間は、中途半端な状態からなかなか抜け出せないでしょう。

本気で自分だけを愛してくれる男性を見つける

占いのご相談を聞くだけでなく、実体験としても感じるのは、自分を真剣に愛してくれる人を選ぶことが大事だということ。

それができれば、報われない恋心を持て余す虚しさは消えるでしょう。

そして、ドキドキ感に頼らず、自分が幸せになれる要素を持つ相手を、理性的に見極めることも大切です。

・「好き」という気持ちをちゃんと伝えてくれる

・妻や本命彼女がいない

・積極的に一対一で会おうとする

・LINEや電話でコンスタントに連絡が取れる

（仕事などの事情で既読スルーはあるにせよ）

肉体関係があるのに、好きかどうかをはぐらかす男性は本気じゃないでしょう。また、恥ずかしがり屋な男性の遠回しな愛情表現を汲むくらいの器量は持ちたいものです。

「自分にとって、何が恋の幸せ？」を突き詰めてみる

彼の気持ちがわからない、曖昧な関係がつらいと悩むときは、自分にとって恋の幸せとは何かを自問自答すると良いかもしれません。

付き合うこと？

結婚までたどり着くこと？

好きな人をとことん追いかけること？

それによって、次にどんな行動を取ればいいのかが違ってくるはずです。

（沙木貴咲／占い師）

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