「かまってほしい」
「もっと愛情を表現してほしい」
「愛される人になりたい」
という気持ちは、誰しも一度は抱いたことがあると思います。
ですが、愛されたいという気持ちが強くなりすぎるのは危険です。なぜなら、愛されたいと強く思うことで不安や不満が増し、かえって愛されなくなってしまうことは珍しくないからです。
 
なぜ、愛されたい気持ちが強すぎると、愛されなくなってしまうのでしょうか?
まずは、愛されたいという気持ちが強くなりすぎることによる弊害について確認していきましょう。
 

 

1:相手を気遣えなくなる

 

愛されたいという気持ちが強すぎることによる弊害として、自分勝手になってしまう、ということが挙げられます。
愛されたいという気持ちが強い人は、いくら愛されても満足することがありません。一度愛を示されたら、その愛情が薄らいでいくことに強い不安感を覚え、「もっと愛して」「大切にしてよ」と際限なく求めてしまいがち。
 
当たり前ですが、愛することは義務ではありません。それなのに「愛されて当然」かのようにふるまっていれば、どんなに愛情深い人であっても愛想をつかしてしまうでしょう。愛されることばかり気にかけて相手を気遣うことができなければ、相手からの愛情が冷めてしまうのは致し方のないことですよね。
 

2:付け込まれる

 

愛されたいという気持ちが強すぎて、相手のいいなりになってしまうというケースもあります。
不本意な扱いを受けているにも関わらず、「この人から愛されたい」「この人がいなくなったら終わり」と関係にしがみつくことで、ますます関係は悪化していきます。
あなたが彼に純粋に愛情を向けているなら何の問題もないのですが、「こうすれば愛してくれるだろう」と見返りを求めて行動している場合、その打算は必ず相手に伝わります。思いやりや愛情からの行動ではなく、「愛されたいという願望や不安」から行動していることが相手に伝わってしまえば、それは対等な恋愛関係というよりも依存でしかなくなってしまいます。
それは本当の愛でしょうか?
 

愛されたいなら、まず愛すること

 

ここまで、愛されたいという気持ちが強すぎることによる弊害についてご紹介していきました。
「とはいっても、愛されたいという気持ちは捨てられない」という人もいらっしゃるでしょう。そうした場合に試していただきたいのは、愛されようとするのではなくまずは愛すると心に決めることです。
 
そうすれば他人を愛すること、そして愛し続けることがいかに難しいことかに気がつくはず。恋愛感情が一時的に燃え上がることはあっても、いずれ気持ちは風化していき、マンネリズムに飲み込まれていきます。そういった段になっても適切な愛情を注ぎ続けられるかどうかは、互いの気遣いや思いやりがあってこそ。
そんなとき、相手から「愛されて当然」のように振る舞われたら、やはり愛し続けることが難しくなるのではないでしょうか。
 
また、愛し続けることは簡単なことではありませんが、一方的に愛されることばかりを目指すよりはるかに幸せになれる道であることは確かです。
 
なぜなら、愛することの主導権は自分にあるからです。
愛されたい、愛してほしいと求めることは、相手に選択権を全面的に譲り渡してしまうことになり、相手の一挙一動に振り回されることになりがち。愛されなくなることへの不安は、そういうところから生まれます。
けれど、自分から愛することは自分の意思で決められます。
 
相手に求めてばかりで、常に不安や不満を抱えて依存しきった「愛されたい」と願う人よりも、自分の意思で愛し、相手を慈しむ思いやりの心を持った人のほうが、より魅力的に見え、結果的に愛されるのではないでしょうか。
 
今来 今/ライター
 
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