恋愛って、消耗戦の側面がありますよね。

お互いに譲歩したり、主張してみたり。そうしているうちに軋轢が発生することは珍しくありません。

そしてときには、その軋轢のせいで心が疲弊してしまうこともまた、よくあることです。

 

「恋愛をすることに疲れた」と感じてしまう瞬間も、一度や二度ではないでしょう。

 

でも、長い人生のうちに満足に恋愛を楽しめる期間は、ほんの僅かな間だけ。

へこんでばかりいると、貴重な時間を無駄にしてしまいます。

 

そこで今回は、もう少し恋愛というものに対してフランクに考えることができるように、偉人たちが残した、恋愛にまつわる“心を癒す名言”をいくつか紹介したいと思います。

 

「20代の恋は幻想である。30代の恋は浮気である。人は40歳に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る」

 

ドイツの著名な詩人ゲーテは、生前に(主に男性目線での)恋愛観についていくつも書き残しています。

その中でもこの言葉は、恋愛をすることに疲れた心に対して、どこか達観した目線での物言いです。

 

恋愛に疲れる男女は、往々にして若者です。それは今の時代でもそう変わりません。

もしもあなたが日々の恋愛に疲れたと感じたら、この名言の指すところの幻想、浮気の世代であると考えると、気は紛れるのではないでしょうか。

恋愛で右往左往するうちは、まだまだ伸びしろがある、ということですね。

 

焦燥感の中にあっては恋愛は上手くいきません。相手を労わり、自分を癒すような立ち位置でする恋愛ができるまで、自分の成長を気長に待つのも得策です。

 

「恋が入ってくると知恵が出て行く」

 

同じくドイツの詩人、ローガウの残した言葉です。

簡潔ですが、これは恋愛の本質を射抜いたメッセージではないでしょうか。

 

世の中昔も今も、恋愛に疲れた自分を癒す何かを求めようとして、それで失敗をする人が多いですよね。

その自分を癒すための選択が、浮気だという人もいます。

 

これもローガウの指すところの、恋という概念が身体の中に入ったために、代わりに知恵が出て行ってしまうという状況の最たるものかもしれません。

 

そうでなくても人は恋愛に夢中になればなるだけ、猪突猛進になる傾向がありますし、足元がおろそかに。

恋愛は人をある程度おかしくしてしまう側面があるのは事実ですね。

 

それこそが恋愛なわけですから、こういう情熱を冷静に俯瞰した側の名言を頭の中に常に入れておくと、妙に嫉妬に狂ったり、自意識が暴走をしてしまうこともなくなるでしょう。

 

「我々を恋愛から救うものは理性よりむしろ多忙である」

 

かの芥川龍之介の発言からの引用です。

恋愛に疲れたと感じる状況というのはそもそも、恋愛をしなければ発生していません。

 

恋愛ができるというのはある意味、誇らしいことですが、それによって悩むようでは本末転倒。

 

疲れた心に一縷の救いの蜘蛛の糸を求めるのであれば、この言葉が指し示すようにしばらくは仕事なり趣味なりに傾注して時間的な猶予を生まないことも大事なのかもしれません。

 

なにせ人は、多忙な時期にあっては恋愛を苦悩する余裕なんて持てませんからね。

 

おわりに

 

まあこんな感じで、過去の偉人たちの恋愛にまつわる名言を3つほど紹介していったわけですが、恋愛で悩むというのは本来贅沢この上ないことです。

 

世の中には恋愛で悩む苦しみを理解できないまま、悶々と暮らしている人だって大勢いるわけですからね。

 

持たざる者としての悩み、苦しみと、恋愛ができる人たちの悩みなんてのは本来全く同じ土俵にはありません。

 

恋愛で疲れたり、癒す何かを求めることそのものが、大変恵まれた境遇であることを、私たちはもっと理解すべきかもしれません。

 

(松本ミゾレ/ライター)

 

photo by Nietjuh

 

■恋煩いで苦しい…どうやって解消する?
■心が疲れたときに、あなたをリラックスさせる方法
■真実の愛って一体何?

 

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